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| やる夫が祖国の運命を変えるようです | |
|---|---|
| 作者 | ◆GSLbKNhoXw |
| ジャンル | 歴史 |
| 時代 | 1923 - |
| 舞台 | 台湾 |
| 投下日 | 2011年12月4日 |
| 投下板 | やる夫板II |
| 状態 | 完結 |
| 最終投下日 | 2013年12月22日 |
| 話数 | 37話 + その他 |
| 主な登場人物 | やる夫、ホロ、涼宮ハルヒ他 |
やる夫が祖国の運命を変えるようですは、李登輝の生涯を描く歴史系長編やる夫スレ。
作者は◆GSLbKNhoXw。2011年12月4日から2013年12月22日にかけて連載された。
概要[]
台湾民主化の立役者である李登輝が警察国家と成り果てた祖国台湾を生き抜き、そして如何に変えていったかを描く。
歴史系やる夫スレとしては大変珍しい、国家元首クラスの人物である李登輝が存命中に連載開始された作品。そのため作者は直接的なタイトルを避け、あえて本題名にしたと語っている。
日本の保守層から絶大な支持を受ける李登輝のイメージを破壊しかねない描写や、特別編において国民党を評価するといった挑戦的な姿勢を見せる一方、罰ゲームとして総統選挙の際民進党勝利に賭けた人間に馬英九の艷姿で欲情させようとするなど砕けた一面を見せている。
多くの資料を参考にする傾向にある歴史系スレの中でも資料集めに並々ならぬ執念を燃やしており、わざわざ台湾総統府に問い合せたほど。
主な登場人物[]
- 李登輝（やる夫） - 本編の主人公。元々は一介の農学者。強い自己顕示欲と自意識の持ち主だが、それを満たすための努力は惜しまず、情に脆い一面を見せるなど根は善人。
- 曽文恵（ホロ） - やる夫の妻。大地主の娘で、お見合いでやる夫と結婚。癇癪を起こしがちなやる夫を支える賢妻。
- やらない夫 - やる夫の友人。実在人物がモデルだが、作者は明言していない。老年期に至るまで童貞。
- 蒋介石（夜神月） - 中華民国(作中では台湾)総統。国共内戦で敗北し台湾に逃れる。大国に振り回されながらも自らの野望と保身のために国内では独裁体制を固め伏魔殿の国際舞台を渡り歩くしたたかな人物だが、やがて外交的孤立においやられる。
- 蒋経国（涼宮ハルヒ） - 蒋介石の息子。流血を厭わない強引かつ凶暴な手法で台湾の治安を握る、ある意味で蒋介石より危険な人物。年齢を重ねるごとに暴力性は影を潜め、狡猾な政治家へと変貌してゆく。
- 毛沢東（新城直衛） - 中国共産党党主席。国共内戦に勝利し東アジアに巨大社会主義国家を建設した歴史的巨人の一人。国家統一の最後の1ピースである台湾を伺いつつ、社会主義に基づいた大国を目指す。
- ヘンリー・キッシンジャー（ディオ・ブランドー） - アメリカ合衆国大統領補佐官。自らの外交理論『デタント』を元に、新たな外交秩序の構築を目指す。
- 田中角栄（ギム・ギンガナム） - 日本国首相。アメリカありきの硬直した従来の外交方針を毛嫌いし、ニクソン訪中を契機に独自外交を展開、中国との国交を正常化させる。
- 馬英九（マザーファッカー・do夫） - 現職の中華民国総統。特別編のみ登場の段階から、何気ないレスがきっかけで本作の代表的なキャラクターとなる。本編では蒋経国の通訳として初登場。
- 宋楚瑜（水銀燈） - 国民党の若手有力政治家。強い出世願望を持ち、目の上のたんこぶである守旧派を見限ってやる夫に接近する。
- 陳水扁（できる夫） - 弁護士出身の政治家。野党民主進歩党の中心人物の一人となる。李登輝や宋楚瑜と同様に強烈な自意識を持つ。
- リー・クアンユー（鶴屋さん） - シンガポール首相。中台のバランサーを担うことで経済的利益を引き出そうと画策。都市国家シンガポールの生き残りのためにありとあらゆる手段を取ろうとする。