やる夫のファーストガンパレード | |
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作者 | ◆53USozui1. |
ジャンル | ゲーム |
原作 | 高機動幻想ガンパレード・マーチ |
投下日 | 2009年1月26日 |
投下板 | やる夫板 |
状態 | 完結 |
最終投下日 | 2009年9月2日 |
話数 | 37話(番外編5話) |
主な登場人物 | やる夫、ルイズ、やらない夫、涼宮ハルヒ、キョン、渚カヲル、アーチャー |
やる夫のファーストガンパレードは、アルファシステムのシミュレーションゲーム「高機動幻想ガンパレード・マーチ」を原作としたゲーム系長編やる夫スレ。
作者は◆53USozui1.。2009年1月26日から9月2日にかけて連載された。
あらすじ[]
1945年の黒い月、そして人類の天敵・幻獣の出現によって始まった防衛戦争において、人類は敗北を続けていた。1998年、ユーラシア大陸を制覇した幻獣は遂に日本に上陸し、九州南部の八代平原で一大会戦が行われる。辛うじて戦術的勝利を収めた日本自衛軍であったがその損耗は激しく、これを受けて、日本政府は翌1999年に二つの法案を可決した。九州中央の熊本県を要塞化し、そこに自衛軍再編の時間稼ぎとして、徴兵規定年齢に達していない14~17歳の少年少女10万人をかき集めて投入すると。
時は桜の咲く前の3月4日。乳即やる夫はそんな「学兵」の一人として、熊本中心部の第62高等戦車学校へ入学した15歳の少年である。おっちょこちょいのやる夫は、世界征服を公言してはばからないヴァリエール一族の末姫・ルイズを初めとする仲間たちに支えられ、 「5121小隊」 の一員として少しづつ成長しながら熊本の戦いを生き抜いていく。しかし九州の他県は次々に陥落し、戦局は加速度的に悪化。遂には5121からも戦死者が出てしまう。そして、誰よりも世界を救おうと奮戦したルイズも……。
運命の5月10日。人類は熊本放棄を決定し、5121小隊は熊本空港の防衛任務にあたる。やる夫は最後の輸送機を見送り、ルイズとの約束を果たせなかった無念に絶叫……したところで、小隊のプレハブ教室で目を覚ました。時は3月7日。ルイズを初めとする死んだ筈の友は皆生きている。自分は戦車兵ではなく整備士。夢にしてはあまりに生々しい記憶。これは一体……?
概要[]
プレイステーション末期の名作SLGを原作とした、戦車兵やる夫の戦争と青春の日々を描くゲーム系作品。
本作は数あるGPMスレの中でも「ゲームのリプレイ」色が濃く、ゲームシステムなどのメタ要素をも取り込んだ物語が展開される。特に「周回プレイ」を意味する「世界のループ」をシナリオの中核に添え、やる夫を様々な立場に置いて世界観を掘り下げ、最後のループでやる夫の努力を結集させる構成が光る。原作を遊んだ人は当時の記憶と比べて「あるあるw」と感慨にふけることが出来るだろう。また、複雑な裏設定要素には踏み込まず、(随所にオリジナル要素が挿入されているとはいえ)普通にゲームを遊ぶ感覚で物語が進むため、原作未プレイ者でも話に入りやすく、「ガンパレ」というゲームがどんなものかを知る良い機会となるかもしれない。
ループの発生に伴って章が切り替わり、それに合わせてスレのタイトルも変更されている。各タイトルは「 やる夫のファーストガンパレード 」「 やる夫のファーストガンパレード 二週目 」「 やる夫のファーストガンパレード 三週目 」「 やる夫はHEROになるようです 」。
主な登場人物[]
- 乳即やる夫 - 主人公。戦車兵、整備士、ソックスハンターと様々なループを重ね、最終的に人類の決戦存在を目指そうとする。
- ルイズ・ヴァリエール - 全編にわたってやる夫の相棒兼恋人役を務める。原作の芝村舞のポジション。
- 涼宮ハルヒ - 1番機を任されるエースパイロット。一週目後半のキーパーソン。
- やらない夫 - 2番機パイロット。学兵とは別の裏の顔を持ち、二週目と四週目では思わぬ活躍(?)を見せる。
- キョン - 整備士。隊内の潤滑油的な存在であり、全編を通じた苦労人。
- 渚カヲル - 小隊オペレーター。勝利以外の楽しみ方をやる夫に教える自由人。三週目のキーパーソン。
- エミヤシロウ - 歴戦のスカウト(随伴歩兵)。やる夫に決戦存在の何たるやを解く四週目のキーパーソン。