やる夫 Wiki
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パウル・フォン・オーベルシュタイン
原作・出典元 銀河英雄伝説
性別
一人称
性格 マキャベリスト・無私
特徴 義眼
  

パウル・フォン・オーベルシュタイン(Paul von Oberstein)は、田中芳樹の小説「銀河英雄伝説」の登場人物。

ウィキペディアの項目「パウル・フォン・オーベルシュタイン」も参照のこと

概要[]

銀河帝国軍人。本編初登場時の年齢は34歳で、階級は大佐(最終階級は元帥)。生まれつき目に障害があり、コンピュータ制御の義眼を使用している。過去に数億人の障害者や同性愛者、社会的弱者を虐殺した「劣悪遺伝子排除法」なる愚法を発布したゴールデンバウム王朝を憎んでおり、同じく王朝を憎むラインハルト・フォン・ローエングラムに自らを売り込んで参謀役として取り立てられる。ラインハルトの戴冠後は軍務尚書(軍務省大臣)に任命され、ローエングラム王朝黎明期を支える。

「冷徹なる義眼」「ドライアイスの剣」「正論だけを彫り込んだ永久凍土上の石版」などの異名を取る、常に冷静沈着で情け容赦のない策謀家。目的のためにはとにかく手段を選ばず[1]、常に正論を押し出して相手の反論を封じるため、武人としての誇りや礼節を重んじるラインハルト揮下の提督達全員から嫌われている。特に「組織には強力なトップのみがいればよく、No.2は不要」とする人事哲学がジークフリード・キルヒアイスの死やオスカー・フォン・ロイエンタールの叛乱を招いたとして、ウォルフガング・ミッターマイヤーからは目の敵にされている。

不気味なまでに私心が無く、時にはラインハルトを公然と批判するなど、単なる臣下に留まらない底の知れない男。しかし献身的に働き、王朝を生かすべく奔走していたこともまた事実である。ラインハルトが奇病にかかり、死が避けられないことがわかると、彼を囮にして地球教徒の残党をおびき寄せ後顧の憂いを断つという作戦を実行。その中でラインハルトの身代わりとなるかのように爆殺される、謎の多い最期を迎えた。

主な作品[]

脚注[]

  1. 領民を苦しめる焦土作戦、捕虜返還を巡る悪辣な計略、敵陣営による非戦闘員虐殺の黙認、部下を煽って「出来ればラッキー」程度に要人暗殺を試みる、不穏分子を手当たり次第に収監、瀕死のラインハルトを勝手に囮に使う……etc.

関連項目[]

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