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ルーザーとは、安価スレに登場する用語の一つ。

概要編集

「敗北者」「負け犬」の意味。転じて、安価スレにおいて、選択や戦闘でわざと失敗や敗北を目指す人物のことを指す。善悪両面を持つスナイパーとは一部意味が被るところもあるが、こちらはよりネガティブな意味合いを持つ。複数の意味があるため、順に解説する。

行動決定等の安価で、意図的に悪い結果を狙う者編集

例えば、失敗後の選択肢を見たいと言う理由から、選択肢安価で意図的に危険な行動、印象の悪い行動を取らせようとする者がこれにあたる。

「成功を目指す事を前提にしてスレが作られているのだからそうするべきであり、あえてそれに逆らうのは荒らし行為である」と言う否定派と、「失敗やバッドエンドの展開を見たいという少数派に過ぎず、ルールで容認されている以上問題はない」と言う擁護・容認派で意見が別れる。

成功を目指す参加者(つまりルーザー否定派)からすれば、自分たちが積み上げた実績を意図的に崩して台無しにするルーザーは許容出来るものではなく、出現した時点でブーイング等が発生する。一方、ルーザー容認派からすれば否定派の意見こそ許容出来ないものであるため、スレは論争で荒れることになるだろう。

ただし、「失敗を狙う事の是非について意見が統一されていない」と言うのが荒れと論争の要因であるため、作者側が「成功を目指してもらう事を前提としている」のか「用意されている選択肢なら何を選んでも良い」のか、主張を明確にする事で、それらの論争をほとんど防止することができる(それでも意図的に失敗を狙うルーザーについては次節を参照)。また、選択肢安価の場合は、そもそも「荒れが発生するような選択肢を含めない」のが作者の責務とも言える(スナイパーの項目も参照)。

成功を目指すべき所で、わざと失敗を狙う者編集

「失敗を目指すのも自由」と言う観点の上と違い、「明らかに成功を目指すべき」と言う場所でも失敗を狙う者がこれにあたる。

種類としては、まず秒数判定などの「数値判定安価」で失敗を目指す者がある。例としては、「特定の秒数末尾で書き込みを行う」と言う目的で行われる秒数判定が発生した際、「明らかに意図的に、指定された時間に合わせようとしない場合。がこれに当たる。そもそも秒数判定は、意図的に失敗しようとすれば、簡単に失敗する事が可能であり、成功を目指す人間がいくら頑張っても対策は不可能である。成功・失敗を公平に狙う事が出来る選択肢安価とは訳が違い、これをわざと失敗しようとすると、事実上そのスレでは秒数判定が機能しなくなってしまう。

これに関しては、「そもそも意図的に失敗出来る数値判定を行わない」と言う対策が挙げられる。例えば秒数判定については、安価スレで多くのスナイパーが活躍した結果「秒数判定は成功して当然」という風潮がある。それにより、「判定としての役割を果たさない予定調和になる」「意図的でない失敗もルーザー扱いする人間が出て、スレが荒れる」と言った問題が発生する。さらに、特定の時間に書き込みが集中する事で、板のサーバーに対する負荷も増大する。

こういった問題から秒数判定は廃れ、したらばがSeesaaに移管されサーバーが重くなって以降はほとんど見られなくなり、板備え付けのダイススクリプトやトリップ判定を用いたりするのが主流となっていった。

次に、前節で上げた、作者側が「成功を目指してもらう事を前提としている」と発言したにも関わらず、選択肢安価や台詞安価で意図的に失敗を目指す者。スレの方針に明確に反しており、明らかな荒らし行為である。

これについては、「ルーザーと認定した安価は作者が意図的に弾く」と言う対策が主流となっている。安価スレ黎明期には「安価は絶対で逆らってはならない」と言う風潮もあったが、徐々に「安価スレは作者と読者で作る物語であり、面白くするためなら作者の恣意が混じっても良い」と言う風潮の方が強くなっていった。

ただしこの対策は、作者に「意図的なルーザー」と「ただうっかり失敗しただけ」を見分ける判断力が必要となる点には注意が必要。失敗の安価を全て弾いていてはゲームにならないし、ちょっとしたミスをルーザー(荒らし)認定されてしまうと、読者の心証を損ねるばかりか、安価参加の敷居が高くなる。

流れが逆風になるとすぐに諦める敗北主義者編集

ちょっとでもピンチになったり漠然とした大きなハードル(強大な敵の情報など)を提示されると、すぐ悪い方向に推測して、悲観的な文章を書き込む者がこれにあたる。

スレッド内が悲観的な空気になり、不必要な博打に走らせ易くなったり、スレの空気が悪くなったりする。意図的な煽りの場合もあるが、単純にそのレスを行った者が悲観主義者で、本人はごく普通に感想を書き込みしているだけ……と言う場合も多い。そもそも、どこまでが「本当にピンチで、それを危惧する書き込み」で、どこまでが「小さなピンチを殊更大きく騒ぎ立てている書き込み」なのかは、判断がとても難しい。

荒らしとは言い難く、しかしスレッドに悪影響を及ぼすため、非常に対処が難しい存在である。対策としては、作者が読者の信頼を積み重ねると言う物が挙げられる。「この作者なら、絶対に突破出来ない強敵など出さないだろう」「この作者なら、ピンチになっても解決する手段を用意してくれているだろう」と言う信頼があれば、スレの空気が悲観的に偏り過ぎる事は少なくなる。逆に「この作者は敵のバランス何にも考えてないんじゃ」「この作者はピンチに追い詰めて読者を苦しめるのが好きだ」などと思われてしまうと、悲観的な空気が助長される。

作者であるスレ主の、日頃の行いと管理手腕が求められるタイプのルーザーといえる。

自暴自棄になり焦土化を狙う者編集

安価を取れない&自分の思い通りに進行しないことに苛立ち、意図的に荒れるような安価を狙っていく、ある意味でルーザーの定義に最も近く、最も性質が悪いタイプ。

ハーレム系など、ヒロイン競争が激しいスレに出没しやすい。性質が悪いと言うのは、元々このタイプは愉快犯ではなく熱心な読者である事が多いからで、裏返しによる反動も比例して大きくなる。

こうなってしまったら、スレ内で出来る対策はない。削除&規制依頼でもしておこう。


なお、類義語として、ギャグに走る安価を取りたがる「ルーニー」がある。字面も似ているため非常に混同しやすいので注意。

安価スレ内での実情編集

実際の安価スレでは、ルーザーが出て荒らす、というよりは、自分の望む安価が取られずスレが思い通りにならないことが気に食わない住人が、「誰々はルーザーだ(だから無効にしろ)」などと因縁を付けたり、「ルーザーが出たのだからスレが荒れても仕方ない」などとして、スレ上に愚痴や暴言を書き込むための一種の荒らし口実として使われている事も多い。

スレの荒れを防ぐためにも、スレ上でルーザーという言葉を使ったり、安価(ひいては安価を出した作者)に文句をつけるのは止めた方がよいだろう。あるいは人をすぐルーザーと呼ぶ住人たちこそ、スレから活気を奪う真のルーザーなのかもしれない。

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