巫女とは、主として日本の神に仕える女性のこと。神子とも言う。サブカルチャーにおいては萌え属性の一つとされる。
概要[]
古神道において、神々を鎮める行為の一つ「神降し」「神懸り」の儀式を行う女性が巫女の発生と考えられている。日本神話にて天岩戸の前で舞ったアメノウズメの故事にその原型を見ることが出来る。現代日本では、神社に勤務し、主に神職の補助、また神事において神楽・舞を奉仕する女性を指す。
サブカルチャーにおいては、巫女はメイドと対をなす萌え文化の象徴とも言える。「黒髪」「理想的な大和撫子」がテンプレートの属性ではあったが、その枠は次第に薄れつつある。基本的な巫女装束は白い小袖に緋袴で、様々なアレンジが存在する。
退魔師としての巫女キャラクターは強力な霊能力を持っている事が多く、所謂「戦うヒロイン」を扱った作品では特に顕著である。それ以外にも、占いや予言などをする役割であったり、神社を印象付けるために巫女が登場する事もある。
現代社会において、巫女を見る機会はそれほど多くない。規模の大きい神社での受付、正月などの繁忙期に助勤(アルバイト)として、などである。
より広い意味で「女性シャーマン全般」を巫女と呼ぶ場合もあり、古代異世界などの世界観でも用いられる。