水滸伝(すいこでん)は、中国の明の時代に成立した伝奇小説。三国志演義などと並び、「中国四大奇書」の一つに数えられる。

ウィキペディアの項目「水滸伝」も参照のこと

概要[編集 | ソースを編集]

12世紀初頭、民衆が暴政に苦しんでいた北宋末期の中国を舞台に、お尋ね者の宋江(そうこう)を首領とする108人の豪傑(百八星)の活躍を描くピカレスクロマン。「水滸」は水辺という意味で、宋江たちが拠点とする天然の要塞「梁山泊(りょうざんぱく)」が沼地であることにちなむ。原型のストーリーは、

  1. 武芸者や軍師など個性豊かな「好漢」たちが顔見世的に次々登場
  2. 互いに関わりのなかったはずの彼らが、様々な騒動を経て梁山泊に集まり、宋江のもとに一致団結する
  3. 世の中をただすために百八星が反乱を起こし、皇帝を操る悪しき側近たちとの戦いを繰り広げる
  4. 百八星が皇帝に認められ官軍となるが、王朝の手先として使いつぶされた挙句空中分解する

というのが大まかな流れである。時代によって外伝的なストーリーが追加されたり、逆に百八星が集結して以降の展開をばっさり削られたりといろいろなバージョンがある。

むろんストーリーは架空なのだが、宋江は実在の人物であり、「宋江ら36人の盗賊が反乱を起こした」という歴史書の記述もある。より話を大がかりにするために36人を108人にし、当時たくさんあった豪傑の武勇伝を描く講談を、全て宋江の一味だったことにして一つの物語にまとめ上げたものと考えられ、「作者が誰か」も含めてわかっていないことも多い。続編や派生作品も多く、特にスピンオフ作品「金瓶梅」は文学史的にも重要視される。日本では江戸時代に読まれ始め、戦前までは「三国志」をしのぐ人気があったともいわれる。「南総里見八犬伝」など、水滸伝に触発されて書かれた日本の文学作品もある。作中の固有名詞である「梁山泊」や「伏魔殿」は、現代日本でも慣用句として用いられる。

スレッド一覧[編集 | ソースを編集]

前述のとおり、展開の異なるいくつものバージョンや翻案作品があるため、「元作品」欄に下敷きとなっているものを記述する(作者が明示している場合)。

水滸伝スレの一覧
元作品 スレッド名 作者 まとめURL 備考 連載期間
絵巻水滸伝 百八星が梁山泊に集うようです ◆lUVweQdkfM 東方やる夫スレ纏め 完結 2010/03/19 - 2011/04/24
百八星が散り逝くようです ◆lUVweQdkfM 東方やる夫スレ纏め エター 2011/06/20 -
北方謙三 やる夫が替天行道の旗を掲げるようです ◆SOAP/Ii6c2 エター 2010/09/22 -
替天行道の書が天下を動かすようです ◆lUVweQdkfM Apple-Polishing Articles エター 2011/05/15 -
まんがで読破 水滸伝 やらない夫たちでやる「まんがで読破 水滸伝」 ◆TLDPZPDjO6 Apple-Polishing Articles 完結 2012/06/01 - 2013/03/20
その他 やる夫で大雑把に辿る水滸伝 ◆0VOiqg/0Iw エター 2010/03/11 -
俗物なフリーザ様が宋江になるようです ◆2sRGUbBO9j2n 暇な時にやる夫まとめ 完結
あんこ
2018/07/12 - 2019/01/18

関連作品[編集 | ソースを編集]

  • 南総里見八犬伝 - 江戸時代の名作文学。中国の古典作品からの引用が多いが、特に水滸伝の影響が大きいとされる[1]
  • 幻想水滸伝シリーズ - コナミのRPGタイトル。シリーズが進むごとに水滸伝との関連性は薄れているが、108人の仲間が集まる点は共通。
  • 中華一番! - 料理漫画だが、登場する敵役「裏料理界」が水滸伝をモチーフとしている。
  • 横山光輝 - 水滸伝の一連の物語を描いた作品があり、この漫画版のキャラクターがジャイアントロボOVA版においてスター・システムで登場している。AAが作られているキャラクターもいる。
  • Fateシリーズ - 水滸伝の登場人物がサーヴァントとして登場している。
  • 吉岡平 - 東京が大地震で壊滅した近未来の日本を舞台に、百八星の生まれ変わり達が活躍する小説「妖世紀水滸伝」を書いた。同作を原作とするやる夫スレもある。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 作者の滝沢馬琴は水滸伝に心酔しており、和訳本を監修したほか、鎌倉時代の日本を舞台に、108人の女傑が悪女を倒すために決起する男女逆転パロディ作品「傾城水滸伝」まで書いている。
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