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雪華綺晶
原作・出典元 Rozen Maiden
性別
愛称・呼び名 白薔薇 きらきー
一人称
性格 一筋縄ではいかない
特徴 右眼に薔薇
口調 浮世離れ
備考 非実体
  

雪華綺晶(きらきしょう/Schnee Kristall[1])は、PEACH-PITの漫画「Rozen Maiden」の登場人物。

ピクシブ百科事典の項目「雪華綺晶」も参照のこと

概要

生き人形ローゼンメイデンの第7ドール(末妹)。「白」をイメージカラーとし、髪型は桜色のウェーブのかかった長髪。右目の薔薇は眼窩から直接生えている[2]。人工精霊は登場していない。他の姉妹と比べ異彩を放っているミステリアスなキャラクターである。

第6ドールまでの姉妹達の中で誰一人会った者がいないとされる[3]。アニメオリジナルキャラクターである薔薇水晶と瓜二つであるが、こちらは「お父様(ローゼン)」が作ったれっきとした本物[4]。しかし「実体のないアストラル体であること」「そのせいでそれまで他の姉妹たちにその存在を認知されていなかったこと」「『アリス』を目指すための手段が、通常のアリスゲームではなく他の姉妹たちの契約者(マスター)の力を利用すること」等々、他の姉妹たちと比べて明らかにその存在は異質。他のドール達よりも官能的な仕草をする。

何を考えているかまったくわからないし、他の姉妹たちを罠に陥れ絵画の中に閉じ込めてしまう恐ろしさ、「誰が殺した… 駒鳥さん…」に代表される特徴的なセリフから、読者を恐怖させるがどこか魅力のある不気味なキャラクターであった。

ストーリー上では最大の敵である。ボディを持たないので最弱であるはずなのだが、その裏返しで手段を選ばず、単独で他6ドールとマスター達を窮地に追いやる。だが「まかなかった世界」で完敗し、弱体化する。すると今度は、もっと手段を選ばないようになり、姉達すら捨てる。「私の世界」「私だけのお父様・姉妹達・ボディ」と、姉達に自分の力をこれでもかと見せつけ、敵対する[5]。これら3部編では、彼女を模したレプリカの人形が登場し、物語の鍵となる。

特定の契約者は持たず、複数名を作戦のために利用している。とはいえ、まかなかった桜田ジュンには執着があるようである。

やる夫スレにおいて

やる夫スレが流行した当初、アニメへの登場はほとんど無く、漫画版も休載中とキャラクターが掴みづらく動かしづらく、そもそもすでに一定の人気を持っていた薔薇水晶と見た目がかぶっているという理由から、ローゼンメイデンの中で彼女だけが圧倒的に登場機会が少なかった。

ところが2008年に漫画がヤングジャンプで連載再開され、彼女の登場シーンが増えるとそのエキセントリックな行動が露見し、結構良いキャラしてた事が判明。かくして彼女はその知名度を急速に上げることなり、やる夫スレでも人気となる。

最初その扱いが不遇だった反動もあるのか、一線級の活躍をするキャラとして扱われることも珍しくなくなっている。AAでの彼女は原作の影響で、表情も無機質に笑っていたり、怖い顔して脅かしてたり、他人の指を舐めていたりととにかく他のローゼン姉妹と比べて異様。

そのため翠星石水銀燈とはまた違った謎めいた魅力的な女性役としていろいろな作品に出演するようになり、「無口で何を考えているか分かんないしメンヘラチックだけど、ミステリアスな美人」というキャラを確立していった。原作での他の姉妹に異常な執着を見せているというところから、「姉妹をストーカーする変態」としても描かれるケースがある。

しかしファン(雪華綺省)によって普通に可愛いAAが作成されるにつれ、そのような設定は過去のものとなっている。ローゼンの中では比較的自由なキャラ付けが行われている。妹スレスモチ荘などといった作品の影響から、ヒロインとして登場する事も多くなっている。

口調の丁寧さからお嬢様キャラとして、上記のエキセントリックな行動からエロキャラとして、容姿の類似から薔薇水晶の双子として、また「実体がない」という設定を生かして幽霊や妖精役としての起用が特に多い。能力的には、幻術を得意とする場合が多い。また、改変されて冷気・氷・雪や鏡などを使用する事も、他の属性よりはされやすい。

七番目のドールということもあり、妹や、同年代~年下として用いられることが多い。反面、姉として用いられる事はほとんどない。薔薇水晶の対比では同格といったところである。姉属性がなく、妹属性があり、母属性がある。

主な作品

やる夫Wiki内で「雪華綺晶」を検索

脚注

  1. 西洋名。ドールズの西洋名は基本的にアニメを契機につけられているが、彼女は2013年アニメから登場したにもかかわらずその頃には既に西洋名があったようである(初出と経緯は不明。補足希望)。
  2. やる夫スレでは眼帯にされることもある。
  3. ゆえに薔薇水晶が登場できる。また大正時代を舞台とした『ゼロ』によると、そのときは「7番目はまだ生まれていない・作られている途中」だったという。
  4. アニメ版の世界観にも、雪華綺晶は確かに存在おり、2期最終回でワンカットのみ登場している。その後2013年版アニメで本格的に参戦した。
  5. 彼女らが第7ドールアリスへと変態したあたりの設定や描写は、薔薇水晶のアナザーなのだろう。薔薇水晶・雪華綺晶・アリスの3人が、第7ドールである。

関連項目

  • 薔薇水晶 - 偽の第7ドール。外見が似ているため、読者から(まれに作者からも)間違われることが多く、実(ローゼン製)の姉妹達より姉妹役で登場する事が多い。
  • まかなかった桜田ジュン - 最重要人物。マスターと呼び契約を迫るが、拒絶される。
  • 鳥海皆人 - お父様。
  • 柿崎めぐ - 有機のボディ。

外部リンク

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