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項羽と劉邦は乙女だらけの楚漢戦争を戦うようです
作者 ◆2sRGUbBO9j2n
ジャンル あんこ、歴史系・楚漢戦争、ハーレムもの
原作 楚漢戦争
時代 秦王朝〜楚漢戦争(紀元前3世紀)
舞台 古代中国
投下日 2020年2月13日
投下板 やる夫板のシェルター
状態 完結
最終投下日 2020年4月20日
話数 本編48話+おまけ1話
主な登場人物 高杉晋助継国縁一四宮かぐや八雲紫
まとめ

暇な時にやる夫まとめ

やる夫が人生でいいじゃない
  

項羽と劉邦は乙女だらけの楚漢戦争を戦うようですは、楚漢戦争を舞台とした長編あんこスレ
作者は◆2sRGUbBO9j2n。2020年2月13日よりやる夫板のシェルターにて連載され、同年4月20日に完結。

概要[]

所謂「あんこスレ」であり、基本的にダイスによって物語が進行していく。
秦の治世に始まり、『項羽と劉邦』で知られる楚漢戦争を舞台にしているが、本作の最大の特徴はタイトルにもある通り、主人公である劉邦と項羽を除き、ほぼ全ての登場人物が女性に[1]TS(性転換)して登場することにある。その様はまるで「恋姫」シリーズのようであり、事実今作のジャンルもハーレム物である。
また、今作ではダイスの暴走への対策として、楚漢戦争が勃発するまでの幾つかのイベント[2]は必ず起こるチェックポイントとして予め設定されている。

あらすじ[]

今から約2200年前、春秋戦国時代末期。長きに渡る戦乱の時代は、傑物たる秦王政の辣腕と、それによる秦の台頭によって終わりを迎え、始皇帝による中華統一がなされた。
しかし始皇帝の治世も長くは続かず、始皇帝の死に伴い、宦官である趙高の専横を許してしまう。そんな混迷の時代の中、2人の英傑が台頭する。
1人は『劉邦』。能力は突出していないが、遊び人や食客、亭長[3]など様々な経歴を持ち、始皇帝のような時代を変革させる存在への憧れと野心を持つ男。
1人は『項羽』。武神のような武力を持つが、その力に似合わずとても穏やかな心も併せ持ち、野心を持たない男。
まるで対極的な彼らの命運や如何に…!?

主要登場人物[]

項羽と劉邦[]

  • 劉邦(高杉晋助) - 本作の2人の主人公のうちの1人。始皇帝の革新的な統治に感銘を受け、彼のような変革者に心を躍らせ、憧れと尊敬を向けている。気のいい兄貴分の側面と冷酷なマキャベリストの側面を併せ持つ食えない男。
  • 項羽(継国縁一) - 本作の2人の主人公のうちの1人。規格外の戦闘力を持ち、個人の武力は他の追随を許さない。その武力に反して本人は極めて穏和で、秦に祖国を滅ぼされているものの、秦そのものには恨みを向けていない。

劉邦軍[]

  • 呂雉(四宮かぐや) - 劉邦の正妻。父・呂公によって半ば強引に劉邦と結婚させられてしまった。やや嫉妬深いところはあるが、劉邦への愛情を次第に芽生えさせていく。劉邦が弱みを見せられる数少ない人物の1人。
  • 樊噲(ミカサ・アッカーマン) - 劉邦の幼馴染の1人。劉邦の奔放な言動にしばしば呆れており、その振る舞いはまるで保護者のよう。劉邦と共に戦場を経験する中で、将軍としての才能を開花させる。
  • 盧綰(水銀燈) - 劉邦の最も古い幼馴染。劉邦と首都・咸陽にて共に始皇帝の姿を目の当たりにする。劉邦とは家族同然の間柄。
  • 紀信(鳶一折紙) - ある事情から劉邦に強い恩義を抱いている少女。人夫の移送を命じられた劉邦の世話係として、彼に同行する。
  • 蕭何(紫式部) - 沛の役人の1人で、怪物的な政治センスを持つ。劉邦軍に加わってからは、内政面や補給部門で辣腕を振るう。
  • 張良(竹中半兵衛) - 韓の宰相の家出身で、客将になるべく劉邦の元を訪れた。病弱で小柄であるが故に周囲から侮られるなか、自分の献策を聞き入れ、正しいと認めてくれた劉邦に対し強い忠誠を誓っている。
  • 韓信(篠ノ之束) - 自らを「国士無双」と自称する最強の将軍。自身の比類なき将才を鼻にかけた承認欲求の権化。幾つかの陣営を転々としたが将軍として推挙されず、やがて劉邦に仕えることとなった。
  • 呂公(シャア・アズナブル) - 単父という地の名士で大富豪。優れた人相見の才を持つ。占い師の助言を受け、呂雉の結婚相手を探すべく、劉邦のいる沛の地にやってきた。

項羽軍[]

  • 虞美人(虞美人) - 項羽の正妻。養父である伯父からは愛情を向けられず政治の道具として扱われていたが、項羽との出会いを経てこの世界の美しさに触れ、人生に前向きになる。
  • 項梁(羽衣狐) - 項羽の叔母。楚出身で、秦への反乱を画策している。項羽を甥として愛する一方、秦に恨みを抱かない項羽に不満を抱いている。
  • 項伯(明智十兵衛光秀) - 項梁の姉。元々楚に仕官しており、秦に攻め込まれた際に項梁と項羽を逃すことに成功している。権力や地位には無頓着。
  • 范増(八雲紫) - 元々は楚の軍師で、極めて優れた能力を持っていたが、度し難いほどのビッチであるが故に追放されていた。項羽の勧誘を受け、項羽の軍師になる。後に「亜母」[4]と称されるようになる。
  • 桓楚(鹿島) - 秦の治世で生きられなくなった者たちを集めて山賊をやっている。項梁からの使者として訪ねてきた項羽の力と人徳に惹かれ、項羽たちと共に決起する。
  • 季布(ベルファスト) - 項一族の潜伏する地の大侠[5]で、非常に義理堅い人物。項羽に惚れた弱みから、県令の点数稼ぎで捕えられた項梁を解放できるよう項羽に協力する。
  • 鍾離昧(橘ありす) - 虞美人の親友。虞美人を笑顔にさせる決意を抱いていたが、項羽に先を越されてしまったため、項羽には複雑な感情を抱いている。韓信の旧友でもある。

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  • 始皇帝(始皇帝) - ご存じ、中華統一を果たし秦を大帝国にした皇帝。彼の死をきっかけに急速に秦が衰退してしまう。
  • 趙高(沙条愛歌) - 始皇帝に仕えていた宦官。始皇帝の死後暗躍し、胡亥を自らの傀儡に仕立て上げ、秦皇室の実権を握る。その真意とは果たして…?
  • 胡亥(美羽) - 始皇帝の娘の1人。始皇帝の死後、趙高によって皇帝に擁立させられた。幼君であるが故の無知につけ込まれ、趙高に騙されてしまっている。
  • 李斯(黒雪姫) - 秦の丞相[6]。法治国家の完成という野望の成就のため、趙高の口車に乗せられてしまう。
  • 章邯(武田信玄) - 秦に仕える文官。文官ではあるが、将軍としても稀有な才能を秘めていた。将軍として李斯に抜擢され、秦を滅亡の危機から救おうと奮闘する。

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  • 懐王(シオニー・レジス) - 秦に滅ぼされた楚の元王。劉邦と項梁によって傀儡の王として擁立された。本人は無能だが、秦への憎悪がとても強い。

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  • 張耳(フェイト・テスタロッサ) - 元々は魏の県令の1人だったが、秦に魏を滅ぼされてから、逃亡生活を送っていた。後に陳勝・呉広の乱に加わる。
  • 陳余(高町なのは) - 張耳の「刎頚之友」[7]。張耳と同じく逃亡生活を送り、陳勝・呉広の乱に合流する。

張楚[]

  • 陳勝(ジャンヌ・オルタ) - 秦の屯長[8]の1人。力と実力で以て、血筋に依らずに王になろうという大きな野心を持っており、後に陳勝・呉広の乱と呼ばれる秦への反乱を起こす。
  • 呉広(秋山雫) - 秦の屯長であり、陳勝の友人。陳勝の野望に共鳴し、彼女と共に秦へ反旗を翻す。

匈奴[]

  • 冒頓(ラオウ) - 中華より北の地に勢力を持つ部族の長。部族を統一し次第、機を見て中華で略奪をしようと画策している。

外部リンク[]

脚注[]

  1. 例外的に、呂公、扶蘇、冒頓など一部の人物は史実通り男性として登場する。
  2. 例えば、秦王政が始皇帝になる、陳勝・呉広の乱が起こる、など。
  3. 役人の役職の1つ。主に警察の任務を行う。
  4. 史実では当然男性なので、「亜父」と称されているが、今作では女性なので、「亜母」 となる。
  5. 侠客のこと。
  6. 君主を補佐する最高位の官吏。今日の「首相」に相当する。
  7. その友のためなら首を刎ねられても文句がないほどの親友、の意。
  8. 兵士の役職の1つ。
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