DQN(ドキュン)とは、非常識な人間を指すインターネットスラング。
ウィキペディアの項目「DQN」も参照のこと
概要[]
基本的に「人として非常識な人間を揶揄する言葉」である。人によってその定義は様々であるが、一般的に
- 素行が悪く暴力的
- 礼節を知らない
- マナーや法律を守らず、反道徳的である
- いろんな面で非常識な点が目立つ
というような人間の事を指す。つまり一般社会において、周りの人間に迷惑をかけながら自身には罪悪感が無い「人間のクズ」という意味を持っている(なのである程度の仁義を通している悪をDQNと呼ぶ事は無い)。
学校生活に於いてのDQNとは少し定義が広がって、「騒いだりおしゃべりしたりして妨害を行う」「校内で大騒ぎするなどの迷惑行為をする」などの人間は学歴の有無に関係なく「DQN」と認定される。この定義だとどんな学校にも必ずDQNはいる計算になる。そのため、DQNは意味合いが異なる。
由来はテレビ朝日系のヒューマンバラエティ番組「目撃!ドキュン」。この番組は「崖っぷち夫婦に出演者がアドバイスやダメ出しをする」「一般人の出演者を生き別れた両親や大切な人に再会させる」企画が人気を博していたのだが、何故か出演する一般人に元不良や非常識な人間が多く(継親の元で虐げられ、グレたというのが主な理由)、「目撃ドキュンに出てそうな奴」ということでこれらのような人間を「DQN」と呼ぶようになったのが始まり。
やる夫スレでのDQN[]
やる夫スレ住民の中にはDQNから被害を受けた経験がある人間もいるため、その加害者であるDQNはトラウマを思い出させるためか、悪い評価を受けることがある。DQN認定される伊藤誠や西園寺世界、亀田三兄弟評価ぷりからも分かるとおり、スレ住民の心象を大きく下げる存在である。
学校生活などの日常世界が舞台であるやる夫スレにもDQNが出てきて、スレ住民からレスが飛ぶこともある。しかしたいていの場合は「勧善懲悪」といった形でお仕置きされる事も多かったりする。その場合心底で「やったぜ。」と思い、賞賛のレスを行うことも多い。
しかし、DQNが勝つようなストーリーであったり、主人公がDQNとなってしまうストーリーだと過剰に反応するやる夫スレ住人もいる。たいていの場合言い争いになったり、ストーリーを作った作者にも批判が飛び、スレが大いに荒れることも見られる。「北海道B級グルメスレ」や「やる夫は幸せになりたかったようです」がその主たる例で、物語が投下されるたびに読者同士が喧嘩をするため、作者に「喧嘩をするな」と苦言されたり最悪作者が投下をやめてしまう場合もある。また原作でDQNでないキャラを、やる夫スレでDQNキャラ扱いにしたりするなども荒れる原因となる。スレが荒れないためにはある程度のフォローが必要であり、DQNなストーリーというのはそのイメージに反して非常にデリケートな扱いが求められるのだ。またこちら側もDQN住人にならないように、対応についても弁える必要もあるだろう。
DQN役というのは物語を進ませる上で「要る」とされることも全く無い訳ではない。そのためDQNを上手く物語で調理できるかは、作者の腕次第なのである。
主な作品[]
- やる夫がDQN高校に通うようです‥‥!? - 『特攻の拓』や『魁!クロマティ高校』などのヤンキーマンガのエッセンスをこれでもかと盛り込み、ツッパリの日常を描いたギャグ作品。