Fateシリーズ > Fateシリーズの登場人物一覧 |
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Fateシリーズは、TYPE-MOONのアダルトゲーム、伝奇活劇ビジュアルノベルを中心としたメディアミックス作品。
ウィキペディアの項目「Fate/stay_night」も参照のこと
ピクシブ百科事典の項目「Fateシリーズ」も参照のこと
概要
2004年に発表された第一作「Fate/stay night」は、とある地方都市「冬木市」に数十年に一度現れるとされる、持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」を巡る、7人の魔術師(マスター)と彼らに使役される7騎の使い魔(サーヴァント)の命がけのバトルロイヤル(聖杯戦争)の姿を描いたノベルゲーム。月姫の大ヒットにより高い人気を博していた同人サークル「TYPE-MOON」の商業参入第一作ということで多くの注目を集め、またその人気から多くの関連作を生み出し、アニメや映画になるなど前作をさらに上回る大ヒット作品となった。
基本ルールは先述の通り、7組のマスターとサーヴァントによる聖杯の奪い合いである。構造自体はこれほどまでシンプルながら、ここに何重にも裏が仕組まれることになる。
派生作品も多岐に渡る。
- Fate/stay night - 2004年に発表された。全ての原作となる。第五次聖杯戦争を題材に3ルートある。
- Fate/hollow ataraxia - stay nightのファンディスクで、正当な続編。stay night3ルートどの直系でもない(逆に、どのルートからでも繋がり得る)設定で、殆どのキャラクターが平和に暮らしている「夢のような4日間」が描かれる。
- Fate/Zero - stay nightの前日譚。10年前の第四次聖杯戦争を題材にしている。作者が異なる為、現在は「正史に近いパラレル」というややこしい扱い。(若干だが設定の齟齬がある)
- 氷室の天地 Fate/school life - stay nightの脇役視点で描かれるコメディ四コマ漫画。時系列的にはstay night本編の9ヶ月前から始まり、途中で「本編の裏側」に突入(第3ルートをベースに若干の差異がある)。
- Fate/EXTRA - 「EXTRA CCC」や「EXTELLA」等に派生する、月の電脳世界が舞台の別シリーズ。赤セイバーなどが登場。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ - パラレル。魔法少女イリヤの活躍を描く魔法少女漫画。英霊カードを使って英霊の力を借り受けて戦う。
- Fate/strange Fake - stay nightのパラレル続編。作者が異なる。アメリカの聖杯戦争が舞台。
- Fate/Apocrypha - 第三次聖杯戦争あたりから分岐したパラレル。作者が異なる。ルーマニアで発生した7騎vs7騎の陣営対抗戦と、それに介入するルーラー(裁定者)の戦い。
- Fate/Prototype - stay nightの元となった、奈須きのこの未発表作品(原作版Fateとも)。人物設定から完全にパラレルで全容がはっきりとわからないが、前日談や外伝のみが別作者によって刊行されている。
- Fate/Grand Order - パラレル。多数の英霊を仲間にして地球を救うために戦う。スマホゲームという性格もあってか英霊が非常に多い。
- Fate/Requiem - パラレル。作者が異なる。人類ひとりひとりがサーヴァントを持つというぶっ飛んだ設定が特徴。
- ロード・エルメロイII世の事件簿 - stay nightの少し前の英国を舞台としたスピンオフ。作者は異なるが、stay nightと全く同一の世界観。Zeroに登場したウェイバー・ベルベットを探偵としたミステリ仕立ての作品。TYPE-MOONの他作品からのゲストキャラクターが多い。
二次創作とやる夫スレにおいて
この様々な登場人物が特殊能力と知略を駆使して戦い合うという設定が受け、パロロワのようにアニメや漫画などの登場人物をマスターやサーヴァントとして登場させ争わせる二次創作小説が様々な場所で作られるようになった。こうした流れはやる夫スレにおいても例外ではなく、様々な人物が参加する新たな聖杯戦争が今日も生み出されている。
数あるFate二次創作ジャンルの中では、やる夫スレはAAを使うという特徴があるため、オリジナルのサーヴァントはクラス、容姿(AA)、真名の三要素の組み合わせを基本にキャラ付けがなされる。黎明期の作品には「AAキャラの設定をそのまま英霊の正体に使う」と言う作品も少なくない(「創作から英霊を召喚する聖杯」などの設定が付けられている)が、昨今の作品は実在の英雄+AAの容姿と言う形式が多い。
また安価スレの割合も高い。
一般的な二次創作では、原作のパワー・バランスを越える事は忌避される傾向が強いのだが、やる夫スレでのFateシリーズ作品は、原作に比べて遥かにインフレした設定の作品が多いと言う独自の文化が存在し、「原作最強の英霊を軽く上回るサーヴァント」や「サーヴァント並に強いマスター」などが日常的に登場する(原作でもルールを逸脱した存在はそれなりに存在するが、やる夫スレでは「ほぼ全員がルールを逸脱している」「原作の逸脱したキャラクターよりさらに強いキャラが出る」等も珍しくない)。 これは、「原作の同一世界観で展開される別の公式作品が、サーヴァントより強いキャラを何人も登場させている」「人気原作であるため、他スレとの差別化のために、個性的で強力な能力を多数持たせたい」「自分の考えた英霊には他より強い能力を持たせたい」「すでにそういう文化が確立されているため、それらのスレに倣った」「強いサーヴァントの方が、後述する安価スレのシステムとの相性が良い」と言った理由によるものだろう。
スレ作成・閲覧の際はこのような背景を踏まえる必要がある。例えば原作では「聖杯戦争では絶対に召喚されない」と定義されている神々が、何の説明もなしに・ごく当たり前のように出て来るスレが多い。他にも例えば、作家系サーヴァントが原作では「作風に合わせた能力を持つが戦闘能力が低い、テクニカルな搦め手系」であるのに対し、やる夫スレでは「自身の作品に登場するキャラクターを無条件で召喚出来るチートサーヴァント」であったりする事が多いなど、設定にも変化が見られる。そのため、これらの背景を知らずに作品を読むと困惑する事は間違いない。 逆に作者の側からしても、原作を基準に意外な設定でサプライズを仕掛けたのに、やる夫スレでは珍しくなかったため読者の反応が鈍かった、などと言う事が少なからず存在する。また、こういったインフレ傾向はやる夫スレ外では忌避される事も多いので、話題に出す際は注意が必要。
もちろん原作並のバランスを保った作品も有る。また、逆にも「小聖杯戦争」(詳しくはこちらを参照)に代表される、凄まじく小規模な設定の作品も少なからず存在する。
また、やる夫スレにおいては「第五次聖杯戦争(Fate/stay night本編)の後、他の土地での模倣・流出という形で各地に広がった聖杯戦争」という一つの類型が生まれており、一種のシェアード・ワールド設定として様々なやる夫スレにおいて広く使われていた。外伝小説「Apocrypha」は「第三次聖杯戦争が崩壊して術式が流出し、世界中で聖杯戦争の類型が行われるようになった」と言う設定のパラレルワールドとなっており、本作発表後はこちらの世界観を用いた作品も増えている。また、安価スレの場合「6つの能力から3つを選んで数値を比べ合う」「令呪は能力値ブーストや2画を用いての逃走に使える」と言った汎用システムが存在し、多くのスレで(時には独自のアレンジを用いて)使用されている。
ただし、広く使われている原作である上に、「マスターとサーヴァントが聖杯を求めて戦う」と言う基本ラインが同じため他スレとネタ被りしやすく、「どこかで見た展開」になりやすいと言うデメリットもある。名作と言うに相応しい作品が多く存在するため、それらの作品と比較されやすく、読者の要求するハードルは他ジャンルに比べても高い。
さらに、登場人物が多い上にそれぞれが自身の思惑で動くため、各々に見せ場を用意したり矛盾のないように行動を管理するのには大変な手間と技量が必要(大元のstay nightですら、主人公ヒロイン達含む7組のペアと真相迄を描くのに1ルートでは足らず、3ルート必要だった)。そのため、軽い気持ちで始めてしまいエターになった作品も枚挙に暇がない(下の一覧を見れば分かるが、作品を完結させた事のある作者でさえ、エターしてしまう事も少なくない)。完結したとしても、「ボクの考えた最強キャラ発表会」ような質の低い作品になってしまう事もある。
RPG仕立てのEXTRAやGrandOrderといった作品も発表され、必ずしもサーヴァントのバトルロイヤルに限らない形式の戦いも増えてきており、そうした作品をベースにした場合の注意点はRPG作品と共通。ただし、サーヴァントという形で登場人物が増えやすい傾向にあり、作品が長く続けば続くほど、キャラクターの管理技術が問われる。
「ちょっとやってみたいから」「人気があるから」で手を出すといろいろと痛い目を見る題材でもある。魅力的な題材である事に間違いはないので、覚悟をもって、事前にしっかりとプロットを立ててから書き始める事をお勧めしたい。
登場人物
Fateシリーズを出典としたキャラクターはこちらの記事を参照のこと。
→Fateシリーズの登場人物一覧
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関連項目
- 月姫 - 同人サークル時代のTYPE-MOONが手がけた伝奇ビジュアルノベル。
- Fate/Parallel Linesシリーズ - Fateシリーズを原作としたやる夫スレ企画。